寝る前にコーヒーの話をしませんか?

コーヒーやカフェのこと、カフェで出されるドリンクやカフェ特集の本のことなど、カフェに関するいろいろなことをご紹介してきます。

カフェとエプロンの関係 ―長いエプロンを着る人・短いエプロンを着る人―

カフェや喫茶店では、「サロンエプロン(サロン)」と呼ばれる腰から下の下半身だけを覆うエプロンを身につける店員もいれば、胸から膝ぐらいまでの長い「ビブエプロン」と呼ばれるエプロンを身につける店員もいます。

 

カフェや喫茶店によく行かれる方は、どちらのタイプのエプロンも見かけたことがあるかもしれません。なぜ、このように違うタイプのエプロンがあるのでしょうか。明確な理由について分かっているわけではありませんが、今回はこの理由について考えてみましょう。


ギャルソンエプロンとカフェの関係

サロンエプロンという呼び名は日本の造語で、他にはギャルソンエプロン、ソムリエエプロン、ウエストエプロンなどと呼ばれることがあります(長さによって呼び方を変えることもありますが、ここでは区別しません)。

 

ギャルソンエプロンはフランスのカフェの給仕(ギャルソン)が使っていることからそう呼ばれているようです。

 

ギャルソンはベスト(ジレ)を上に羽織り、下半身にギャルソンエプロンを巻いて給仕をします。パリ×スイーツ とっておきの出会い方シリーズによると、今でもパリのカフェではこういったスタイルで給仕されるようです。

 

ちなみに、日本では昔ながらの喫茶店の店主たちがよくこのタイプのエプロンを着ています。基本的にギャルソンエプロンとベストはセットで着ることが多いです。

 

 このタイプのエプロンに対して「油汚れなど、料理の汚れを防いでくれないので意味がないのではないか?」と言われる方がいらっしゃいます。

 

ですが、もともとは給仕のエプロンですし、それ以上にそもそも喫茶店やカフェではコーヒーを淹れる作業が主だったため、ドリンクのこぼれなどから下半身が守れれば良かったのかもしれません。

 

ビブエプロンとカフェの関係

一方で、胸まである長いビブエプロンは、日本のカフェ業界では(少なくとも男性においては)最近よく目にするようになったと思います。特に、スターバックスやタリーズなどのシアトル系と呼ばれるカフェが日本で流行してからのお話で、比較的近年の流れに感じます。

 

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画像出典:http://toyokeizai.net/articles/-/17314

 

それまではどちらかというと家庭的なイメージがあり、喫茶店やカフェでも主に女性が着るエプロンでした。最近では、カフェや喫茶店の男性もこのタイプのエプロンを着るようになってきたので、あまりその区別は無くなってきたように思います。

 

興味深いことに、アメリカから来たスターバックスやタリーズのエプロンは長いビブエプロンであるのに対し、日本で生まれたドトールコーヒーはベストと前掛けタイプのサロンエプロンを使っています。ここには日本の伝統的なカフェスタイルが隠れているのかもしれません。

 

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画像出典:http://p.twipple.jp/0rEBA

 

今ではファッションの一部としての意味合いが強く、あまり明確な区別はありませんが、今度カフェや喫茶店を訪れた時には彼らのエプロンに注目してみると良いでしょう。