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寝る前にコーヒーの話をしませんか?

コーヒーやカフェのこと、カフェで出されるドリンクやカフェ特集の本のことなど、カフェに関するいろいろなことをご紹介してきます。

カフェやケーキ屋の生クリームはどうして美味しくないと感じるの?―ホイップクリームと生クリームの関係―

「私は生クリームが嫌いなんだよね」

「生クリームを食べると気持ちが悪くなるんだ」

 

こういった思いを持っている方は意外とたくさんいらっしゃいます。カフェや喫茶店だけでなく、ケーキ屋、コンビニの生クリームに対しても同じ印象を持っている方もいらっしゃるはずです。

 

ただ、同じ“生クリーム”と思われていても、その中身が大きく2つに分かれることはご存じでしょうか。今回は、このカフェやケーキ屋さんで出される“生クリーム”に関するお話です。

 

生クリームとホイップクリーム

実は、本来生クリームとは乳脂肪分が18%以上のものだけがそう呼ばれるはずなのですが、一般的にはショートケーキの上に載っている、あるいはウインナーコーヒーの上に乗っている白いクリームは全て“生クリーム”だと思われている傾向があります。

 

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前回、コーヒーフレッシュとミルクの違いについてご紹介しましたが、まさにコーヒーフレッシュと同じように、ホイップクリームは植物性の油を乳化剤でクリームのように見せたものなので、中には苦手な人がいらっしゃるのも仕方ありません。

 

 

ちなみに、以前、名古屋で有名な「コメダ珈琲」が、ホイップクリームと表記するべきところを生クリームと表記していたことで問題になった事は有名で、これは一般の人が指摘したことではなく、企業の内部調査で初めて分かったことでした。

 

そのぐらい、ホイップクリームと生クリームの違いは一般には認識されていないことが多いようです。とはいえ、ホイップクリームはコーヒーフレッシュとは違い乳脂肪分も入っていることが多いので、コーヒーフレッシュなどに比べるとその違いが分かりにくいのも確かでしょう。

 

最近では生クリームとホイップクリームを混ぜて使うお店も多いので、さらにそれらの違いは分かりにくくなっていると言えるでしょう。昔ながらの喫茶店などは今でも生クリームだけを使っている場合がありますが、最近ではケーキ屋などでも生クリームだけを使っているお店は少なくなってきました。

 

なぜホイップクリームを使うのか?

そもそもホイップクリームは、その成分以外ではどんな点が生クリームと違うのでしょうか。以下に簡単にまとめます。

 

1. ホイップクリームは保存がききやすい

2. ホイップクリームはキレイな形が維持しやすい(見た目が良い)

3. ホイップクリームはコストが低い

 

後は、「ホイップクリームの方が軽くてあっさりしている」と言って、先ほど述べたように生クリームにあえて好んで混ぜる方もいらっしゃるようです。

 

こうしてみると、必ずしもホイップクリームだから良い/悪いものだとは言えないことが分かるかと思います。

 

特に、最近ホイップクリームを使うお店が増えている原因として、生クリームの高騰が1つの要因になっているとも言えるでしょう。商品の値段を出来るだけ維持しようと、比較的コストの低いホイップクリームを使うお店が増えている傾向は確かにあると思います。

 

ただ、やはり基本的にホイップクリームは油が多めなので苦手な方もいらっしゃいます。ひょっとするとあなたが生クリームを苦手なのは、それが「生クリームだから」ではなく「ホイップクリームだから」かもしれません。

 

値段の安いケーキ屋さんやコンビニのクリームで苦手意識を感じている人はその可能性が高いので、そういった場合は生クリームを使ってドリンクやケーキを提供しているお店に行ってみると良いでしょう。