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コーヒーの学校の選び方!初心者が勉強するときにはどこがおすすめ?

皆さんは、コーヒーについて全く知らない初心者の方がコーヒーについて勉強する際、いったいどんなところであれば学べると思われるでしょうか。

 

独学で学ぶ場合を除けば、実は意外とコーヒーのことを学べる場はそれほど多くありません。コーヒーのことについて全く知らない初心者の方がコーヒーの知識を本格的に学ぼうと思うと、大きく分けて4つのタイプの学び方から選ぶことになります。

 

今回は、それら4つのタイプのコーヒーの勉強方法について比較し、メリット・デメリットをご紹介したいと思います。

 

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4つのタイプの"コーヒーの学校"のメリット・デメリット

先ほどもご紹介しましたが、初心者の方がコーヒーについて本気で学ぶには大きく分けて4つの方法があります。それぞれ以下の通りです。  

 

  1. カフェでアルバイトして修業する
  2. カフェ講座のある調理師・パティシエ専門学校に入学
  3. カフェや焙煎店の開講するカフェ開業講座に通学する
  4. コーヒー専門のスクールに入学する

 

今回はそれぞれの学び方のメリット・デメリットについて簡単にご紹介していきたいと思います。  

 

カフェでアルバイトして修業する

特に多いのが、カフェで働いて修業するといったやり方でしょう。

 

実際、現在カフェを個人で開業されている方の多くは過去にカフェで働いた経験があるでしょうし、実際に現場に入って学べることは数多くあります。まずはこの方法のメリット・デメリットについてみてみましょう。

 

メリット

  • カフェでのワークフローやオペレーションを体験できる
  • 生のお客様の声を聞くことができ、直接経営を学べる
  • 自分の顔を売れるので、カフェ開業の際に集客できる
  • 現場に活かす技術訓練の場としては最高の学校
  • お金を稼ぎながら勉強できる

デメリット

  • そのカフェの方法論しか学べないことが多い
  • 知識や理論面はあまり身につかない傾向
  • カフェによってはコーヒーに力を入れていないことも

 

  "コーヒーを学ぶ"という点に注目したとき、カフェで働くことの最大のメリットと言えば、実際にカフェでコーヒーを提供するときのワークフローやオペレーションを勉強できることでしょう。

 

「一杯のコーヒーを提供するのにどれだけの時間がかかるか」「複数のオーダーが入ってきたときにどうやってオーダーをさばくか」といった点を学ぶ際には、最高の学校だと言えます。

 

ですが、一方でデメリットもあります。

 

それは、カフェのアルバイトだけでは身につくコーヒーの知識に限界があるということです。

 

意外に思われるかもしれませんが、コーヒーのレシピ、淹れ方、扱うコーヒー豆の種類といったコーヒーに関わる全てのものは、カフェによって大きく変わってきます。それによって、オペレーションやワークフローも当然そのお店固有のものになります。

 

当然ですが、特定のカフェに入ればそのお店のやり方を学び、身に着けることになるので、そこで学べるのは多くの場合、そのお店のやり方だけということになります。実際、過去にカフェで働いたことがある方でも、改めてコーヒーのスクールに通うといったことは少なくありません。

 

また、「見て学べ・見て盗め」と言って、全く言葉で教えないカフェや喫茶店も少なくありません。そういった意味で、"コーヒーの基本を学ぶ学校"としては必ずしもおすすめというわけではありません。

 

とはいえ、繰り返しになりますが、ワークフローやオペレーション、接客を学ぶ現場としては最高だと言えるので、一度は体験しておくのも悪くないでしょう。

 

カフェ講座のある調理師・パティシエ専門学校に入学

最近は調理師専門学校やパティシエ専門学校でも、カフェの講座を設けることが多くなってきました。都市部では、カフェ開業を専門とした専門学校まで出てきています。 

 

それでは、この学び方のメリット・デメリットにはどういったものがあるでしょうか。

 

メリット

  • コーヒー以外の調理、製菓面の勉強もできる
  • 調理や製菓系の資格を取得できる
  • (開業ではなく)就職への強さはピカイチ
  • カフェ経営を学ぶこともできる学校もある
  • 指導者のプロフィールがしっかりしている場合が多い

デメリット

  • ドリンクの講座が圧倒的に少ない
  • 費用面・時間面でのコストが高い
  • 個人レッスンではないので、学習のペースが合わない場合も

 

専門学校などは、どちらかというと広く浅く学ぶ場と言ったほうが良いかもしれません。これから専門の場や領域に入っていく学生のスタート地点といったほうがいいでしょうか。

 

そのため、広い分野の知識を学ぶこともできますし、(高度に専門的な資格でなければ)資格を取得することもできます。就職などを考える際にも、"学校過程に入っていた"というプロフィールはきっとプラスに働くことでしょう。

 

ですが、"コーヒーを学ぶ場"としては必ずしも優れているとは言えません。たとえカフェ開業を専門としたスクールなどでも、 コーヒーにかける講座の時間はあまり多くなく、数時間程度しかコーヒーに割いていないことも少なくありません。

 

そのために数百万円の費用と2,3年の時間 をかけることになるので、コーヒーを学ぶという一点だけに集中するなら、あまりおすすめの方法とは言えないでしょう。

 

カフェや焙煎店の開講するカフェ開業講座に通学する

これも最近少しずつ増えてきているやり方です。

 

最近のカフェや焙煎屋(ロースター)さんでは、カフェ開業希望者向けに独自のセミナーを行うことが増えてきました。それに伴い、どこかのカフェや焙煎屋さんに受講料を払って通学するといったスタイルも一般的になってきたと言えます。

 

それでは、この方法のメリット・デメリットはどんなものがあるのでしょうか。

 

メリット

  • 自分好みのコーヒーを提供するカフェなら最高の学校
  • 豆や器具の卸までサポートしてくれる場合も多い
  • 個人レッスンがほとんどなので、開講時期などに決まりがない
  • 専門学校に比べると安価
  • カフェのオーナーから直接話を聞ける

デメリット

  • カフェの営業時間に通学スケジュールが左右される
  • そのカフェ特有のやり方しか学べない場合が多い
  • コーヒー豆や器具の卸を自由に選べない場合も多い

 

カフェや焙煎屋(ロースター)で学ぶ場合の最大の特徴を述べるとすれば、「そのカフェで提供されるコーヒーが自分好みなら最高」という言葉に尽きるでしょう。

 

カフェや焙煎屋さんのセミナーでは、多くの場合、そのお店の理論ややり方、コーヒー豆、器具を使います。もちろん、そのお店で一番おいしいと思っている道具や材料を使っているのですから、当然と言えば当然かもしれません。そのため、「このお店のやり方が学びたいんだ!」という方には最高の学校となるでしょう。

 

ですが、その淹れ方などが自分に合わなかったときは大変ですし、"幅広いコーヒーの知識を学んだあとに、自分の淹れ方や豆を見つけていきたい"といった方には合わないかもしれません。

 

こういったカフェや焙煎屋さんのセミナーは比較的安価な場合も多いですが、そのカフェでコーヒー器具を購入することや、焙煎屋さんからコーヒー豆を卸すことが契約内容に含まれている場合もあるので注意が必要です。 

 

「本当にそのカフェや焙煎屋さんで勉強したいのか」を自分の中ではっきりさせておくと良いでしょう。

 

コーヒー専門のスクールに入学する

そして最後に、「本気でコーヒーを学びたいけれど、自分のコーヒーの好き嫌い冴えよく分からないし幅広く学びたい」といった完全な初心者から始めたい方には、コーヒー専門のスクールに入学することをおすすめします。

 

有名なところで言えば、UCCコーヒーアカデミーなどが一般的だと思います。

 

それでは、コーヒー専門のスクールに入学するメリットとデメリットはどんなものがあるでしょうか。

 

メリット

  • 特定の器具や淹れ方に限定しない基礎の知識が学べる
  • 豆や器具の卸までサポートしてくれる場合もある
  • スクールによって個人レッスンから講義形式まで様々
  • 専門学校に比べると安価
  • コーヒーのことが全く分からない初心者に向いている

デメリット

  • 特定のカフェや焙煎屋のやり方を学ぶのには不向き
  • カフェ開業知識などを学ぶには不向きなことが多い
  • コーヒー豆や器具の卸を自分で探す必要性がある場合も
  • 全国どこでも受講できるわけではない

 

 一番のメリットとしては、やはり「特定の器具や淹れ方に限定しない基礎の知識が学べる」という点です。

 

今のところ、コーヒーに関する知識や技術の多くはまだ体系化されていません。そのため、これが正解という淹れ方はないと言われていますし、実際コーヒーの淹れ方の本を見ても人によって書いてあることも使っている器具も全く違います

 

こうしたなかで初心者の方が目的のコーヒー、あるいは自分好みのコーヒーに出会うのは至難の業です。どうしても、かなりの時間が必要になってきます。

 

そういった点を解消してくれるので、今すぐコーヒーについてまとまった知識が必要といった方には、コーヒー専門の学校に通われることをおすすめします。

 

ただ、一方でデメリットもあります。

 

一番のデメリットは全国にこういった施設があるわけではないということです。

 

三大都市圏にはコーヒー専門の学校もありますが、そうでないエリアにはそもそも存在しない場合もあります。

 

たとえば、先ほどご紹介したUCCのコーヒースクールも東京校 神戸校しかありません。他の教室の多くも、あくまで"カフェ開業スクールの中の一講座"としてコーヒーを勉強できるといったぐらいで、コーヒーを専門とした学校というのはそう多くありません。

 

三大都市圏の名古屋などで「"コーヒー" "学校"」と検索してみても、コーヒー専門のスクールと言えば、専門学校やカフェのセミナーを除けば以下のような小さな学校がヒットするぐらいです。

 

このように「どこでも学べるわけではない」というのが最大のデメリットと言えるでしょう。

 

また、 「○○のカフェの淹れ方が知りたいんだ!」「○○の焙煎屋の焼き方を学びたいんだ!」といった方も、コーヒーの専門学校に通われるよりはむしろそのカフェに師事したほうが明らかに効率がいいでしょう。

 

どちらかと言うと、都会などに住んでいて(または通学できて)、本当に基礎からしっかり知識や技術を身に着けたいといった方向けのパターンだと言えます。

 

まとめ

今回は、いろいろな"コーヒーを学ぶ学校"をご紹介しました。

 

コーヒーを本気で学ぶと言っても、それぞれ色々な方法があるとは思いますが、どのやり方にも必ずメリットとデメリットがあります。時間もお金も限られていますし、全てのやり方を体験するというわけにもいかないでしょう。

 

そこで大事になってくるのが、「自分の目的をはっきりさせる」ということです。

 

「開業知識を身に着けること」「コーヒーの知識を身に着けること」「就職などにも役立つ資格を身に着けること」「カフェ開業のサポート(豆の卸売り元の確保、相談役の確保etc……)を得ること」と様々な目的はあるでしょうが、それに応じて選ぶべき方法は変わってきます。

 

まずはご自分の目的をはっきりとさせたうえで、それぞれの方法を選択してみるとよいでしょう。