寝る前にコーヒーの話をしませんか?

コーヒーやカフェのこと、カフェで出されるドリンクやカフェ特集の本のことなど、カフェに関するいろいろなことをご紹介してきます。

ドリップコーヒーを淹れるのに計りやタイマーは必要?どんな器具がおすすめなの?

「自宅で同じようにコーヒーが淹れられない」「お店で淹れるようなコーヒーを自宅で抽出できない」といった方は、数多くいらっしゃいます。

 

最近のカフェや焙煎店では、ドリップコーヒーの淹れ方のレシピまで公開している場合も多いのに、なぜこういったことが起こるのでしょうか?

 

こういった場合、グラインダー(ミル)の性能や豆の保存状態など様々な原因が考えられますが、意外と軽く見られがちなのが「どれぐらいの時間をかけて抽出したか」「どれぐらいの粉量を使えばいいのか」といった点です。

 

今回はこの点についてご紹介したいと思います。

 

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コーヒーの粉量や湯量、抽出時間なんて適当でいい?

ときどき、インターネット上で「コーヒーの粉量やお湯の量なんて、そんなに出来上がりに影響しないから適当でいい」というコメントを見かけることがあります。

 

まず断言しても良いですが、真っ赤なウソです。

 

多くのカフェや焙煎屋のレシピでは、コーヒーの粉量や湯量を必ず指定されますし、実際にそれらは大きな影響を与えてきます。粉量や湯量が変われば、酸味や苦みの感じ方、コーヒーの量感など、液体の感じ方に様々な違いとなって現れてきます。

 

できるだけ毎回同じ味を抽出したいのであれば、計りを使って毎回コーヒー粉の量とお湯の量を計ることをおすすめします。

 

こう言うと、「ドリッパーに付属している計量スプーンを使っちゃダメなの?」と言われる方もいらっしゃいます。もちろん、それでも図らないよりはマシです。

 

ですが、それではコーヒーを抽出する際のお湯の量を計れません。加えて、豆の重さというのはたとえ同じ大きさの豆でも焙煎や状態によって変わってきます。そのため、計量スプーンで計っていても、実際の重さは毎回ブレているということが平気で起こります。

 

こういったことはコーヒーを抽出する時間でも同じです。

 

抽出する時間が長ければ、エグミや雑味と呼ばれる味を感じやすくなってきますし、抽出する時間が短ければ、あまり抽出が進まないといったことが起こってきます。

 

お菓子作りなどでもそうですが、目分量を信用してはいけません。もしも、お店で出すように、あるいは毎回同じようにコーヒーを淹れることができないとすれば、毎回計りで重さを計って、そしてタイマーで抽出時間を計っていないせいかもしれません。

 

コーヒーを淹れるのにおすすめの計りやタイマーは?

実はコーヒーの抽出専用の計りやタイマーというものが存在します。

 

まず、多くの方が持っているものと言えば、HARIO社製の「V60 ドリップスケール VST-2000B 」でしょう。

 

ドリップスケールとしては非常に安価で、インターネット上でなら3000円代で購入することができます。

 

しかも、タイマーと、0.1グラム単位で計測できる計りが一緒に付いているので、抽出の安定には欠かせないと言っても過言ではないでしょう。

 

ですが、欠点もあります。

 

それは、計りのレスポンスが少し悪いのと、ときどき0コンマ何グラムの単位でわずかながらブレが出ることです。カフェや喫茶店のプロも使うほど高性能な計りではあるのですが、そういったブレがあることは知っておいたほうがよいでしょう。

 

ただ、普通の一般家庭で使われるレベルであればこれで十分だと思います。

 

一方、より高額にはなってしまいますが、高性能なコーヒー専用のスケールも存在します。それがbonavita社の電子スケールです。

 

海外輸入製品のため、安いショップはインターネット上でもほとんどありません。一番安いショップでも2万円近くする非常に高額なスケールになります。

 

ですが、その分0.1グラム単位の重さも正確に計れますし、計りのレスポンスもものすごく良く、タイムラグなどが一切ありません。これに慣れてしまうと、他の計りが使いづらく感じてしまうほどです。

 

ただ、先ほどもご紹介したように非常に高額なのと、少し幅を取ってしまうので、あくまで一般家庭で使うレベルであれば、やはりHARIO社製のドリップスケールで十分だと思います。

 

※最近、bonaVITAスケールが生産中止になってしまい、販売が停止してしまいました。復帰の予定はないとのこと。今のところ、高性能なスケールは少なく、HARIOを除けばbrewistaスケールが最も性能が高いといえるでしょう。HARIO以上にレスポンスがよく、エスプレッソの抽出量も量れるという点が強みのスケールです。興味のある方は利用してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

最近では、ドリップコーヒーブームということも手伝ってか、自宅でコーヒーを淹れる方が少しずつ増えてきたように思います。こうした中で、ドリッパーやケトル、グラインダー(ミル)などといった抽出器具にこだわる方が多くなってきました。

 

その一方で、計りやタイマーといった部分は軽視され、人によっては不要だと言う方までいらっしゃいます。

 

もちろん、「コーヒーを抽出するだけ」ならこういった計りやタイマーは不要です。ですが、安定的なドリップコーヒーの抽出を目指すうえでは、コーヒー豆の粉量や湯量の統一、抽出時間の統一といったところは必要不可欠になってきます。

 

美味しいコーヒーを自宅で淹れるためにも、今一度、コーヒー粉の量や湯量、抽出時間といった部分に目を向けてみてはいかがでしょうか。