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寝る前にコーヒーの話をしませんか?

コーヒーやカフェのこと、カフェで出されるドリンクやカフェ特集の本のことなど、カフェに関するいろいろなことをご紹介してきます。

バリスタを目指す人におすすめの本『カフェオーナー・カフェスタッフ・バリスタになるには』

世の中には、カフェ開業の本が数多くあふれています。

 

損得分岐点、開業資金、どんなカフェを立ち上げたいのかetc……と、カフェのコンセプトや資金面に焦点を当てた本は特に多いです。ですが、カフェの中でも"コーヒーを淹れる人"や、バリスタのなり方を書いた本はそれに比べると圧倒的に少ないです。

 

そんな中、先日『カフェオーナー・カフェスタッフ・バリスタになるには』という本が出版されたので、簡単に内容と読んでみた感想をご紹介したいと思います。

 

 ただの事例紹介本ではない

多くのカフェ開業本などは、たいていの場合、「どうやってカフェオーナーになったのか」というカフェオーナーの事例ばかり紹介しているので、「具体的に何をすればバリスタになれるの?」というところが紹介してありません。

 

たとえば、バリスタとはなにか、資格を取ればいいのか、コーヒーのことはどこで勉強するのかetc……といった部分がほとんど紹介されません。

 

この本の中では、まずバリスタとはどんな人を指すのかといった点が紹介されており、コーヒーの最近の事情、カフェの業務は何をするのかが分かりやすいといった所が良い点だと言えます。

 

「カフェオーナーになりたい」というより「コーヒーを淹れる人になりたい」という人におすすめといったほうがよいでしょうか。カフェの中でもコーヒーを淹れることに対して特に関心の強い方におすすめです。

 

すべての情報は信用しないで

ただ、内容の記述には"言い過ぎ"な表現も含まれており、初心者が読むと誤解してしまう部分も少なくありません。たとえば、以下の記述もその一つです。

 

 バリスタの職業意識は、「スペシャルティコーヒー」という考え方がベースになっています。

(中略)

 スペシャルティコーヒーに対して、「コモディティコーヒー」という言葉があります。これは、栽培に特別な自然環境の条件や技術を必要とせず、風味や品質上の特性が見られず、市場での評価が価格のみ、というコーヒーを指します。

 バリスタが扱うコーヒーは、コモディティコーヒーではなく、スペシャルティコーヒーです。生産からカップまで、一定の品質基準に達しているコーヒーを扱っているという誇りが、バリスタの職業意識を支えているのです。

出典: P74~75/カフェオーナー・カフェスタッフ・バリスタの世界

 

この記述はストレートに読めば、「スペシャルティコーヒーを扱っていなければ、バリスタの職業意識があるとは言えない」「コモディティコーヒーは一定の品質基準に達していない」とも読めます。

 

こんなことを言えば、世の中の大多数のカフェ、焙煎屋さんに怒られてしまいます。

 

なぜなら、この世の中に流通している多くのコーヒー豆はスペシャルティコーヒーではないですし、全てのバリスタがスペシャルティコーヒーを使用したいと考えているわけではないからです。

※コモディティコーヒーと呼ばれるのを嫌う方もいらっしゃいます。

 

多くの情報については信用してもいいかとは思いますが、そういった面で他の本などとすり合わせて読む必要があるかと思います。

 

ただ、それを除いても"バリスタになるには"、"バリスタとは何をやる人なのか"という点がある程度リサーチされて書かれているので、「バリスタは何をするのか?どうやってなるのか」とイメージが湧かない方にはおすすめです。

 

本を読んだあとに

本書の中でも紹介されていますが、本格的にバリスタを目指すのであれば、資格検定や学校への通学は考えてみてもよいでしょう。

 

以下に、コーヒーの学校について書いた記事と資格について書いた記事をご紹介しますので、興味のある方は参考にしてみてください。