コーヒーはそのまま飲むだけでなく、多様なアレンジの仕方があります。たとえば、エスプレッソにミルクを混ぜてカフェラテ、レギュラーコーヒーにミルクを混ぜてカフェオレとなることは一般的にも良く知られているかもしれません。
今回は、そんなコーヒーのアレンジの仕方を以下の5つのパターンに分けてご紹介します。
1. 水の量でアレンジ
2. ミルクの量でアレンジ
3. 果汁を入れてアレンジ
4. シロップを足してアレンジ
5. デザート感覚にアレンジ
1. 水の量でアレンジ
日本で見かけることはあまりありませんが、コーヒーは加える水(湯)の量を変えることで様々にその名前が変わります。そして、レギュラーコーヒー(画像左)に水を加える場合とエスプレッソ(画像右)に水を加える場合でも名前が変わります。
レギュラーコーヒーに水(湯)を加える
アメリカンコーヒー
レギュラーコーヒーに湯を加えるドリンクです。ですが、お湯で薄めずに浅く焼いたコーヒー豆を使って、普通にレギュラーコーヒーを抽出しているお店もあります。
エスプレッソに水を加える
アメリカーノ
アメリカンと名前は似ていますが、別物です。エスプレッソコーヒーをお湯で薄めたドリンクです。普通は、エスプレッソコーヒー1杯をお湯で薄めて1杯のアメリカーノを作ります。
ロングブラック
アメリカーノと同様にエスプレッソコーヒーを湯で薄めたものです。ですが、ロングブラックの場合は、エスプレッソコーヒー2杯分をお湯で薄めて1杯のロングブラックを作ります。
より細かい違いとして、アメリカーノはエスプレッソの上からお湯を注ぎますが、ロングブラックはお湯の上にエスプレッソコーヒーを落とします。
ロングブラックを日本のお店で見かけることは少なく、主にオーストラリアやニュージーランドで多くみられるドリンクです。
2. ミルクの量でアレンジ
レギュラーコーヒーにミルクを加える
カフェオレ
レギュラーコーヒーにミルクを注いだものです。カプチーノに比べてあっさりとした味になる傾向があります。
エスプレッソにミルクを加える
マキアート
エスプレッソコーヒーに少量の(スチーム)ミルクを注いだものです。デミタスと呼ばれる60cc~90cc程度の小さなカップが使われることが多いドリンクです。
カプチーノ
エスプレッソコーヒーに(スチーム)ミルクを注いだものす。150cc ~ 180cc程度のカップが使われることが多いドリンクです。ちなみに画像左がカプチーノで、画像右がマキアートです。カプチーノのカップの方が大きいことが分かるかと思います。
カフェラテ
エスプレッソコーヒーに(スチーム)ミルクを注いだものです。カプチーノよりミルクの量が多いドリンクを指します。カプチーノとの差はパッと見の見た目では分かりにくいかもしれません。
詳しい違いはこちらの記事を参照してください。
フラットホワイト
カプチーノ、カフェラテよりも、エスプレッソに対してのミルクの量が多いドリンクです。オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなどで、ポピュラーなドリンクで、日本ではあまり見かけないかもしれません。
3. 果汁でアレンジ
レモンを加える
ロマーノ
エスプレッソコーヒーに砂糖、レモン汁を加えたものです。日本ではほとんど見ることができないドリンクで、レモンを数滴、砂糖を小さじ一杯程度入れて作ると良いでしょう。好みで砂糖の量を増やすと、よりデザートっぽくなります。
4. シロップを足してアレンジ
コーヒーのアレンジと言えば、多くの方がこのシロップを足すアレンジを思い浮かべるのではないでしょうか。たとえば、以下のようなアレンジがあります。
バニラシロップ……バニラコーヒー
はちみつ……ハニーコーヒー
他によく使われるシロップとしては、チョコ(ソース&シロップ)、キャラメル(ソース&シロップ)、へーゼルナッツ、ストロベリー、などがあります。
ちなみに、カフェラテに入れるとハニーカフェラテ、バニラカフェラテ等になります。チョコシロップを加えたカフェモカは有名かもしれません。
5. デザート感覚にアレンジ
シェカラート
一般的にはエスプレッソにグラニュー糖(少し甘めに)を入れて、氷と一緒にシェイカーで振ったものです。ブレンダーをつかうところもあります。グラニュー糖の代わりにシロップを使っても美味しいです(バニラ、へーゼルナッツなど)。
まとめ
いかがでしょうか。日本ではコーヒーに何かの味を加えてアレンジと言うことが多いですが、海外では同じコーヒーでも加える水の量を変えたり、ミルクの量を変えたりして濃度をアレンジする傾向があるようです。
同じ材料を混ぜても、全く違った味や食感に変化するので、皆さんもお好みのアレンジを見つけてみてはいかがでしょうか。