「大学生がアルバイトでカフェや喫茶店で働く」、あるいは「脱サラしてカフェを経営する」といった話はよく耳にすることでしょう。ですが、カフェや喫茶店で働く方法はそれだけではありません。今回はカフェの働き方を4つのタイプに分けてご紹介します。
パート・アルバイト
カフェで働くといった時に一番イメージしやすいのが、パートやアルバイトではないでしょうか。求人情報サイトの求人件数を見ても、カフェや喫茶店のアルバイト募集はかなり多いことが分かります。
実際、お店によっては店長とアルバイトしかいないカフェなども相当な数がある上、時間によってはアルバイトしかいない時間帯などもあったりします。最近のカフェは業務のシステム化が進んでいるので、意外とアルバイトだけでもどうにかなるお店が少なくありません。
派遣
カフェや喫茶店で“派遣”という働き方のイメージはあまりないかもしれません。ですが、カフェで突発的に人手が足りなくなった時、広告を出しても人が集まらない時、業務拡大で人手が足りない時などに派遣社員を使わされる時があります。
中には、こうした飲食店を専門に派遣会社に雇われている人もいるようです。
正社員
カフェや喫茶店の正社員についてはあまり耳にしないかもしれませんが、意外と相当数の人が正社員としてカフェに勤めています。特に、大手のコーヒーチェーン店などでは定期的に正社員を募集しています。スターバックスなどもその一つですね。
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「カフェでアルバイトをしていなければ、正社員にはなれないのではないか」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。正社員になった人の中には、カフェで一度もアルバイトをしたことが無いという人ももちろんいます。
必ずしもアルバイトと業務内容が違うとは限りませんが、正社員の方がアルバイトの監督なども担う可能性が高いでしょう。アルバイトに比べて事務的な仕事も増えます。お店によってはお金の管理や発注、営業活動、広告宣伝などは正社員しかやらない場合もあるので、仕事量も増えます。
また、企業によっては正社員用の研修などがある場合もあるので、正社員の方がより専門性が高いと言ってもいいかもしれません。
個人事業主・社長
「脱サラしてカフェでも経営したい」という言葉を耳にすることがあります。のんびりとしたカフェで時間に追われずゆっくり経営したいという思いがあるのかもしれません。ですが、カフェ経営は居酒屋などに比べて基本的に薄利多売なので、お客さんの数をさばく必要が出てきます。そのため、のんびりとしたカフェというイメージ通りにはいかないかもしれません。
また、カフェを経営すると一口で言っても、その働き方は様々です。趣味程度に片手間でカフェを経営する人や、セミナー講師などをメインとしてお店は週に数日しか開けない人、チェーン展開を考えた経営をする人など色んな人がいます。
そのため、カフェの経営者であるからといってコーヒーや紅茶などに詳しいとか、飲食業界に勤めていたとは限りません。一度もカフェ業界に関わったことの無い人でも、経営者になる人もいます。この辺りは人によって様々です。
まとめ
カフェのお仕事と言うと、たいがいの人はアルバイトや個人事業主を思い浮かべるかもしれませんが、他にも派遣や正社員という働き方もあります。
また、カフェで直接働く以外にも、カフェに関係するお仕事はたくさんあります。豆の販売や焙煎、コーヒーマシーンのメーカーから豆の仕入れに関わる人まで様々な職種があるので、興味のある方は一度調べてみてはいかがでしょうか。

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