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プロのミルクスチーミングがコツなしで誰でも簡単!FOAM LOCUSの泡立て性能をバリスタがレビュー!

「ラテアートを描いてみたい」

「美味しいカフェラテを飲んでみたい」

「カフェでプロのカプチーノを提供したい」

 

こんな風に思い、家庭用あるいは業務用のエスプレッソマシンを買ったものの、エスプレッソの抽出やミルクの泡立てなど、苦戦するポイントが多く、なかなか思うように進められない人も多いでしょう。

 

特に、ミルクのスチーミング(泡立て)に関しては、プロでもなかなかキレイにするのは難しい技術。独学で身に着けるには、相当な練習が必要になります。

 

ですが、最近FOAM LOCUS(フォームローカス)という新たなツールが販売され、ミルクスチーミングを誰でも簡単にできるようになってきました。それでは、FOAM LOCUSを使うと、なぜミルクがきれいに作れるようになるのでしょうか。

 

今回は、ミルクのスチーミングの基礎知識と合わせて、FOAM LOCUSを徹底レビューします。

 

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きれいなミルクスチーミング(泡立て)はなぜ必要?

そもそも、きれいで滑らかなミルクスチーミングはなんのために必要なのでしょうか。

 

カフェラテやカプチーノはエスプレッソの上に、スチーミングしたミルクを注いだドリンクです。そのミルクを注ぐときにミルクの注ぎ方によって様々な模様を描いていくのが、ラテアート(フリーポア)です。e.g., ハートやチューリップ、リーフなど

 

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あとから絵柄を描く"デザインカプチーノ""エッヂング"と言われるラテアートもありますが、作業が遅くなりますし、味も落ちやすくなるので、一般的なバリスタはフリーポアのラテアートを描きます

 

このフリーポアのアートを描くとき、まず重要になってくるのが、ミルクスチーミング、つまり「どれだけキレイで滑らかなミルクフォームを作ることができるか」です。

 

滑らかなミルクフォームを作ることができなければ、ハートやリーフのようなフリーポアのラテアートはできません。もちろん、美味しさだって変わります。

 

基本的にはエスプレッソマシンについているスチームノズルから熱いスチームが出てくるので、これを使ってミルクを温めながら、滑らかなミルクフォームを作っていきます。

 

ただ、この"キレイで滑らかなミルクフォームを作ること"はとても難しく、技術を要する部分であり、ある程度の練習が必要になってきます。

 

なぜミルクのスチーミング(泡立て)は難しいのか?

ミルクスチーミングは、「ミルクを泡立てる段階」と、その「泡立てたミルクを撹拌して滑らかにしていく段階」の、2段階の行程があります。

 

まずは、エスプレッソマシンのスチームノズルの先端を、少しだけミルクの表面につけてスチーム(蒸気)を出すことで、スチームの勢いによりミルクの表面がバチャバチャとすることにより、ミルクを泡立てます。泡だて器で生クリームなどを泡立てるのに似ています。これが第1段階になります。

 

ただ、この第1段階だけだと、ミルクフォーム自体は気泡が大きくあまり食感の良くない、滑らかさのないミルクフォームになってしまいます。ドリンクバーなどで飲む、全自動マシンから出てくるカフェラテのミルクの泡を思い浮かべて頂ければ、分かりやすいかと思います。

 

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第2段階では、泡立てたあと、スチームの勢いでもって、ミルクを攪拌(かくはん)することで、大きな気泡をつぶして細かく滑らかなミルクフォームにしていくということをしています。この行程があるからこそ、こだわりのカフェで飲むおいしいカフェラテのミルクフォームができ上がるのです。

 

ただ、この2つの行程がかなりの練習や技術を必要とします。実際ミルクが温まるまでは、業務用マシンだと十数秒の時間しかありません。この短い時間の中で、ミルクを泡立て、攪拌していくという行程を終えなければなりません。

 

ただ泡立てれば良いかというとそうではなく、泡立てすぎると泡が多すぎて最後まで泡の気泡を潰しきれず、滑らかなミルクフォームが作れませんし、適正な泡立ての量だとしても、キレイに攪拌ができていなければ、どれだけ攪拌してもキメの細かい滑らかなミルクフォームにはなりません。

 

では、どれくらいの泡立てが適切で、どのような攪拌の仕方がキレイな攪拌なのでしょうか。初めての人だと、全く想像がつかないのではないかと思います。

 

これは、きちんと経験ある人に教えてもらったり、何回も何回も練習し続けたりしないと分かりませんし、上達するまでにすごく時間がかかります

 

しかも、この滑らかなミルクフォームができないと、そもそもラテアートの練習すらできないのです。

 

そんな「難しいミルクスチーミングを簡単にする」ために生まれたのが「FOAM LOCUS(フォームローカス)」です。

 

FOAM LOCUSはなぜ初心者でも使えるのか?

今まで、一部セミオートの業務用エスプレッソマシンには、ミルクを入れたミルクピッチャーにノズルを差し込んでスイッチを押すだけで、ミルクの泡立てと攪拌をかなり高品質な状態で仕上げてくれるというスチームノズルが搭載されているものがありました。

 

ですが、やはりとても高価(1台200万円以上)であったり、メーカーやデザインが限定されてしまうということが難点でした。このフォームローカスは同じことが、安価でしかもほとんどどの業務用マシンでも行えてしまいます

 

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ガイドラインまでミルクをいれ、ノズルを一番深くまで差し込み、スチーミングスタート。あとは、温まるのを待って終了。フォームローカスを使用するだけで、勝手に適切に泡立て、適切に攪拌してくれます

 

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フォームローカスなしで行う場合、まずは、どれくらいノズルの先端をミルクに差し込んでスチーミングをスタートするかが、最初のポイントになってきます。

 

深く差し込みすぎるとミルクが全く泡立ちませんし、差し込みが液面ギリギリすぎると泡立ちすぎてしまうといったことは、皆さん最初に何度も繰り返してしまう失敗でしょう。

 

実際、この記事を読んでいる方のほとんどは、泡立てすぎたり、まったく泡立たなかったりといった苦戦をしてきたのではないでしょうか?FOAM LOCUSは、「ノズルの先端をどのぐらい差し込むか」を考えなくていいのが第一のポイント。

 

また、泡立てたあとの攪拌も、スチームノズルをどのような角度で、どの位置にもってくるかが重要になってきますが、キレイな攪拌が行えず気泡の粗いままのミルクフォームになってしまうというのも、とても多い失敗でしょう。これがFOAM LOCUSを使用するだけで失敗なく行えてしまいます。 

 

 

動画のようにミルクスチーミングをしたうえで、実際に、FOAM LOCUSを使ってラテアートを描いてみました。

 

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アートを描く技術さえあれば、このぐらいのアートなら問題なく描くことができます

 

初心者やスタッフ教育の手間を省くのにおすすめ

ヘタなプロのバリスタよりは、簡単にミルクを作ることができ、アートも問題なく描けますので、初心者の方や、カフェでスタッフ教育の時間を短縮したい店舗には特におすすめ

 

セミオートマシンの自動スチーミングノズルやこのフォームローカスで作ったミルクと、熟練のバリスタがつくったミルク、どれが美味しいかと言われれば、確かに熟練のバリスタのミルクのほうが美味しいかもしれません。

 

ですが、ミルクスチーミングについてまったく知識がない、なかなか思うようにミルクスチーミングができない、すぐお店で提供したいが練習する時間もない、といった方はFOAM LOCUSを使用することで、十分おいしいカフェラテや、綺麗なラテアートを提供できるようになります。

 

「ミルクスチーミングで挫折した」「ミルクスチーミングの教育で悩んでいる」方には、ぜひ利用をおすすめします。

 

一部のマシンやピッチャーでは使えないこともあるので注意

ただ、注意点として一部のエスプレッソマシンやミルクピッチャーでは使用できないことがあります。ミルクピッチャーはたいていの店舗などで使われているピッチャーであれば問題ありませんが、問題なのはエスプレッソマシン。

 

特に、家庭用マシンの場合は、パワーが弱いので「ノズルを差すだけ」ではうまく動作しないので、ノズルを差す高さを調整したりといったひと手間が必要になります。

 

とはいえ、ピッチャーの位置調整をしたり、ノズルをどこに持っていくかなどを考えなくていいので、それでもFOAM LOCUSを使う価値は間違いなくあります。実際に家庭用マシンを使ってアートを描くとこんな感じ。

 

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注意が必要なのは、家庭用マシンの一部でノズルの先に泡立て用の部品がついている場合などです(デロンギの家庭用マシンなど)。これがついていると、そもそもFOAM LOCUSを使うことができないので、注意してください。

 

Bonmacの家庭用エスプレッソマシンなどであれば、ノズルを差す高さを調整するだけで問題なく使用することができます。