名古屋から和歌山をお得に移動するには、どんな移動手段がおすすめでしょうか。
今回は、車以外の公共交通機関を使った移動手段のみで、名古屋ー和歌山をお得に移動するための方法をご紹介します。
名古屋ー和歌山直通の高速バスはない
まず、2023年現在、名古屋ー和歌山を直通で移動する高速バスはありません。
昼のバスも夜行バスもどちらも含めてです。
唯一、三重県を通り抜けて、和歌山県の新宮市という最南端まで行く高速バスはあります。
名古屋-南紀線ただし、新宮市は和歌山の中心地からめちゃくちゃ遠い!そのため、新宮を経由するほうがお金も時間もかかってしまいます。
基本的に名古屋ー和歌山を高速バスで移動するのはおすすめしません。
名古屋ー和歌山市内はフェリーやツアーもなし
ちなみに、名古屋ー和歌山市内はフェリーやツアーなどもありません。
名古屋から南紀白浜、高野山などに行くツアーはあります。和歌山市内ではなく、そちらが目標の方はツアーを検討してみるとよいでしょう。
2名1室にはなりますが、名古屋ー白浜間が通常、往復22,000円のところ、同じぐらいの価格で宿付きで泊まることもできます。
愛知県発→和歌山県(新幹線・JR+ホテル) パック・ツアー・旅行名古屋ー和歌山を移動する電車は2つ
さて、そうなると名古屋ー和歌山を電車で移動することになります。
電車での移動手段は主に2つ。
「新大阪まで新幹線で行き、そこから特急くろしおに乗る」
「大阪難波駅まで近鉄特急で向い、そこから南海なんば駅で南海電車に乗る」
です。それぞれの移動時間と料金を比べてみましょう。
新幹線+特急と、近鉄+南海電車はどっちがお得?
それぞれの時間と料金を表に一覧にしてみました!
新幹線+特急 | 近鉄特急+南海電車 | |
時間 | 2時間40分 | 3時間40分 |
料金 | 指定 8,760円 自由 8,230円 | 5,760円 |
こうやってみると、普通に乗るぶんには圧倒的に近鉄+南海のほうがお得なことが分かります。
その差は3,000円弱!往復すると6,000円近くにもなります!かなりの差ですよね!
ただ、時間に関しては新幹線+特急のほうが1時間も早く着きます。
時間とお金のどちらをとるかがポイントになってきます。
時間とお金以外に差や違いはないの?
さて、こうなってくると、時間やお金以外に差はないのかが気になってくるところ。
まず、新幹線+特急のメリットをあげていきましょう。
新幹線+特急で移動するメリット
新幹線+特急のメリットは、新幹線で移動するとき、Wi-Fi+電源が使えるということです。
また、特急くろしおもwi-fiこそないものの、一部の席には電源がついています。
※詳細は公式サイトをご確認ください
移動時間が長い名古屋ー和歌山間では大きなメリットの1つでしょう。
また、お金はかかりますが、指定席代を払えば必ず席が確保されるのもメリット。
近鉄+南海も近鉄部分は指定席に座れますが、南海電車が自由席のため、必ず座れるとは限りません。
そして同じJRの運行なので、新幹線から特急への乗り換えがスムーズなのもポイントです。
JRなら京都などで途中下車もできる
また、JRを使うメリットとしては、京都駅など途中の駅で途中下車もできることです。
※途中下車のルールについてあまりご存じない方は下記の記事をご覧ください
新幹線特急券を大阪+京都、京都+名古屋と分けて買う必要はありますが、和歌山以外も楽しみたいという方におすすめです。
近鉄特急+南海電車のメリット
近鉄特急+南海電車のメリットは、近鉄の割引チケットが豊富なことです。
たとえば、金土日・土日月の3日間使える「近鉄週末フリーパス」というチケットがあります。
これは、連続する週末の3日間近鉄が乗り放題になるチケット。料金は4,400円です。
※特急券は別途購入する必要があります
※乗車日前日までに買う必要があります
通常、近鉄名古屋ー大阪難波駅までは往復5,720円かかります。これを近鉄週末フリーパスに変えると、なんと1,320円も浮くのです。
名古屋ー和歌山を往復ほぼ1万円で移動できるようになります。
名古屋ー和歌山間を週末の1泊2日、もしくは2泊3日で移動するのであれば、使わない手はありません。
近鉄金券ショップを使うのも手!
また、近鉄は公式サイトだけでなく、金券ショップでの利用でもかなり安くなります。
たとえば、近鉄株主乗車券を買えば、先ほどの近鉄週末フリーパスと同じく、往復1,320円の費用が浮きます。
金券ショップを使うことになるため、現金しか使えませんが、乗車日当日でも利用可能。使い勝手で言えば、先ほどの週末フリーきっぷよりも使いやすいでしょう。
名古屋ー和歌山の移動手段まとめ
改めて名古屋ー和歌山の移動手段2つの特徴を簡単にまとめましょう。
新幹線+特急で移動する場合
・片道8,230円~
・移動時間は2時間半
・必ず座れる
・電源が使える
近鉄特急+南海電車で移動する場合
・片道5,100円~
※週末フリーきっぷや金券ショップを利用した場合
・移動時間は3時間半
・南海電車は座れるとは限らない
・南海電車では電源が使えない
以上です。
個人的には、コスパで選ぶなら近鉄+南海電車だとは思いますが、あとはお好みで!
ちなみに、青春18きっぷを使えば、片道4時間24分もかかりますが、2,410円で移動もできます。
体力のある方は、これで移動するのもいいかもしれませんね!
和歌山でおすすめしたいスポット!
せっかく和歌山へ電車で行くならお酒も楽しみたいもの。
現地の日本酒が美味しく飲めるスポットなどもご紹介していますので、そちらもぜひ!
電車好きなら、和歌山のローカル電車に乗るのもおすすめですよ!
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