名古屋は車社会!でも、車を持っていない方ももちろんいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、名古屋から車を使わずに片道2時間以内で行ける観光スポットをまとめてご紹介します。
片道1時間以内で行けるスポットに関しては下記の記事でまとめているのでそちらをご覧ください。
また、今回は新幹線を使わないルートをご紹介します。
なぜなら新幹線を使ってしまうと、西は広島から東は東京まで、日本の大多数のエリアに行けてしまうからです。
あくまで、今回は特急や快速、高速バスで行けるエリアをピックアップしていきます。
愛知県内の片道2時間スポット
愛知県内のほとんどの場所は片道1時間以内で行くことができますが、一部島や山奥など、2時間前後かかるスポットもあります。
そんな中でも人気のスポットをご紹介します。
日間賀島 片道1時間45分 2,730円
夏はたこ、冬はふぐのグルメで知られた日間賀島。
名鉄河和駅から河和港まで歩いて、そこからフェリーで観光に行くことができます。
愛知県内で新鮮な海鮮グルメを味わいたいなら間違いなく一番のおすすめスポットです。
有名な城や史跡などがあるわけではありませんが、夏のアクティビティや海の自然を満喫したい方におすすめのスポットです。
また、日間賀島へは夏・冬で名鉄観光がお得なグルメ・入浴付ききっぷを販売していますので、日間賀島観光を考えているなら、要チェックです!
岐阜県内の片道2時間スポット
名古屋から岐阜県内のメジャーな観光スポットへは、片道2時間あれば高山以外のほぼすべてのスポットに行くことができます。
岐阜県内でメジャーな観光スポットは以下の通りです。
下呂温泉 片道1時間40分 4,500円
名古屋から下呂温泉へは片道1時間40分で行くことができます。
日本三大温泉のひとつとして有名な温泉郷だけあって、日帰りにも宿泊にもおすすめ。
最近は、下呂プリンや温玉ソフトなどの食べ歩きグルメも増えてきて、温泉に入らなくても楽しめるスポットになりつつあります。
いつの季節でもおすすめですが、個人的には紅葉が見ごろの秋の景色が特におすすめ。
一人旅にもデートにも向いているスポットです。
ちなみに、下呂温泉に土日に日帰りする場合は、年中使える青空フリーパスというきっぷを使うと、往復で1,700円ほど安くいけますので、ぜひ使ってみてください!
郡上八幡 片道1時間35分 2,260円
郡上踊りで有名な郡上八幡。
電車で行くこともできますが、郡上八幡駅から中心市街地までのアクセスが悪いため、できるだけバスでのアクセスがおすすめです。
郡上八幡は郡上鮎などのブランド鮎や、郡上八幡城、食品サンプルの工房が多いことなどで知られています。
ただ、郡上八幡に行ったことがある方ならわかりますが、郡上八幡の本当の魅力はその古い町並み。
裏路地をひとつ入れば、石畳のレトロな街並みが迎えてくれ、どこに行ってもきれいな水のせせらぎが聞こえてきます。町全体がフォトジェニック。
特に、夏場は橋から川へ飛び込む「地元の子供たちの度胸試し」が見られるので、見た目にも涼しく面白いスポットです。
馬籠宿 片道1時間55分 1,910円
中津川市にある旧中山道の宿場町 馬籠宿[まごめじゅく]。
中山道のなかでも、山間の坂沿いに宿場町が広がる珍しいスポットです。
大阪と東京を行き来する外国人向けの観光バスがよく立ち寄っており、そばや地鶏など食事スポットも豊富です。
山の上から眺める羨望スポットから見下ろす景色が絶景ですが、冬場は雪の影響でほとんどのお店が閉まっているので、春~秋の観光がおすすめ。
ちなみに、特急電車とバスを乗り継げば1時間半ぐらいで行くことができます。
見どころがすごく多い!というわけではないので、もし、他の観光地を組み合わせるのであれば、中山道つながりで妻籠宿[つまごじゅく]や木曽福島の観光などもおすすめ。
妻籠宿には馬籠から直通のバスが出ていますし、木曽福島には、中津川駅から青空フリーパスを使えば、特急代金の1,210円だけで片道30分程度で移動することもできます。
木曽福島には、テレビに何度も取り上げられる牛乳パンの店やジェラート、古い街並みに日本酒七笑の酒蔵など、見どころもいっぱいありますよ!
長野県の片道2時間で行けるスポット
長野県には、先ほどちらっとご紹介した木曽福島から塩尻、松本といった南信~中信あたりまで行くことができます。
宿場町からワイン、松本城など歴史ある街並みとグルメを楽しめる“大人な旅”におすすめです。
奈良井宿 片道1時間56分 5,030円
馬籠宿や妻籠宿、木曽福島などと合わせて、中山道の1つ。そのなかでも最大規模なのが、この奈良井宿です。
その長さは全長1㎞もあり、日本最長規模なのだとか。日本の原風景がみられる宿場町として、一度はインスタなどで見たことがあるのではないでしょうか?
グルメやカフェも多く、写真好きならここだけで半日は過ごせるスポット。
ただ、2点だけ注意点があります。
1点目が、冬場の雪が降る時期になると、ほとんどのお店が閉店しています。
観光されるなら春~秋にかけてがおすすめです。
2点目としては、直通の特急電車がないため、途中で鈍行に乗り換える必要があります。
鈍行は本数が少ないので、帰りの電車にはご注意を。
ちなみに、名古屋ー奈良井駅間は青空フリーパスが使えます。土日祝に日帰りする方はかなり安くなるので、ぜひ利用してくださいね!
塩尻市 片道1時間53分 5,810円
塩尻市は観光地!というわけではありません。
ですが、とにかくたくさんのワイナリーがあります。ワイン好きならワイナリーツアーをしているだけでも1日が過ぎてしまうほど。
ただ、現地のワイナリーは、それぞれけっこう離れています。
塩尻駅にはタクシーもあるので、タクシーでの移動がおすすめです。
ちなみに、6月末~7月頭ごろになると、お隣の松本市でワインサミットが開催されます。
塩尻ー松本間は、電車でたった16分!ワイン好きの方は、この時期に合わせて観光してもいいかもしれませんね!
松本市 片道2時間4分 6,140円
“2時間以内”という縛りから外れてしまいますが、たった4分ですし、せっかくなので松本市も。
「現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城」である松本城や、縄手通りなどの観光地として有名。
グルメも馬刺しから山賊焼き、川魚の刺身など、他県ではあまり食べられないものが目白押しです。
松本はバーの町といわれるぐらい夜の飲食店も多い町。
日帰りスポットという趣旨からは外れますが、せっかく松本を訪ねるのであれば、宿泊で利用し、居酒屋巡りなどをされるのもおすすめです。
温泉旅館も豊富なので、温泉でゆっくりされに行くのもいいでしょう。
ちなみに、名古屋ー松本間の特急電車は、いろいろと割引も多いので、うまくすれば格安で行き来することもできます。よかったら、こちらもご覧ください。
三重県の片道2時間で行けるスポット
伊勢神宮や鳥羽水族館など、メジャーな観光スポットが多い三重方面。
松阪牛や海鮮などのグルメを楽しみたい方、ファミリーで楽しめる観光スポットをお探しの方は三重方面がおすすめです。
また、三重方面は近鉄とJRでそれぞれお得な乗り方やきっぷが変わってくるため、そこもポイント!
伊勢神宮 外宮~内宮 片道1時間30分 3,080円
言わずと知れた三重の観光スポット伊勢神宮。
伊勢神宮には外宮と内宮があります。
伊勢市駅から徒歩数分で行けるのが外宮。
少し前までは内宮に比べてあまり目立つところのないスポットでしたが、最近ではおしゃれなカフェなども増え続け、見どころも多くなってきています。
そしておかげ横丁などのグルメスポットが多い中心地が内宮です。
内宮自体が魅力的なのはもちろん、赤福の本店など、食べ歩きスポットがいっぱい!日帰りではまわりきれないほどです!
外宮と内宮はバスで十数分で移動できるため、せっかくなら両方行くのがおすすめ。
また、外宮最寄り駅の伊勢市駅へは、名古屋駅からJRと近鉄の両方が使えます。簡単に言えば早く行けるのは近鉄特急、安く行けるのはJRの青空フリーパス。
それぞれメリット・デメリットがあるので、伊勢神宮へ行くときは下調べをしていきましょう!
鳥羽市 片道1時間37分 3,410円
伊勢神宮よりも先、伊勢湾の先っちょにある鳥羽市。
日本で一番生き物が多い鳥羽水族館や、新鮮な魚介が楽しめる鳥羽一番街などが、どちらも鳥羽駅からすぐの場所にあるので、車がなくても観光しやすいスポットです。
温泉街もあるので、日帰りだけでなく宿泊してもおすすめ。
伊勢神宮と同じく、こちらも近鉄とJRのどちらも使えるので、お得にアクセスする方法については、下記をご覧ください。
伊賀上野城 片道2時間 3,590円
奈良との県境にある伊賀市。
近鉄で乗り継ぎが必要で、決してアクセスがいいとは言えないものの、史跡や日本酒が好きな方におすすめの街です。
伊賀上野城は日本100名城にも選ばれており、こじんまりとしているものの歴史を感じる作り。
日本酒に関しても
・るみ子の酒で有名になった森喜酒造
・半蔵の太田酒造
・三重錦の中井酒造
…などなど酒蔵が多く酒好きにおすすめの街です。
※太田酒造は電車だとアクセスが悪いですが…
静岡県の片道2時間で行けるスポット
静岡県内は、名古屋からだと新幹線で行ったほうが楽なスポットが多いのですが、あえて今回は快速で片道2時間で行けるスポットをご紹介します。
浜松~弁天島 片道1時間40分 1,980円
浜松~弁天島はこれ!と言って有名観光地があるわけではありません。
浜松市内で言えば浜松城ぐらい。
※最近はどうする家康で盛り上がっているようです
ただ、これという観光地はなくとも、電車の車窓から眺める浜名湖の景色などが、広い海を見渡せない名古屋から来ると「違う街に来たな」と感じられるエリアです。
また、豊橋ー浜松間の弁天島駅で降りると、こじんまりとした水族館のウォットや海浜公園の景色などを楽しむことができます。
夏場なら海水浴に行くのもよいでしょう。
日帰り旅にはちょうどいいぐらいの観光スポットと言えます。
また、グルメも浜松餃子やウナギ、生シラスや浜名湖での養殖のかきに加え、舞阪港の魚介が増えてくるので、プチ気分転換にはおすすめのスポット。
青春18きっぷでも行きやすいというのもメリットです。
ちなみに、青春18きっぷ以外の手段で安く行くなら、豊橋までのJRもしくは名鉄の往復きっぷを買って、一度豊橋で途中下車していくと、片道最大520円、往復なら1,040円も安く行くことができます。
もともと名古屋ー浜松間は、豊橋で一度乗り換えをしないといけないので、乗り換えに合わせて一度改札を出るだけ。
詳細を知りたい方は下記の記事をご覧ください!
滋賀の片道2時間で行けるスポット
滋賀県は京都に行くときに通りすぎる方も多いかもしれませんが、意外と観光スポットも多いエリア。
小鮎やもろこなど、琵琶湖グルメも多く、一風変わった料理も楽しめます。
長浜 黒壁スクエア 片道1時間43分 1,520円
ガラスの街 黒壁スクエア。
ガラス館や海洋堂フィギュアミュージアムなどを中心に街歩きスポットが充実しており、グルメ、街歩きと一日をつぶせるエリアです。
駅前の雰囲気から打って変わって、街を歩いていると、フォトジェニックなスポットが多く驚くことでしょう。
また、黒壁スクエアのそばには琵琶湖が一望できる長浜城や、庭園が素晴らしい慶雲館などがあり、自然が好きな方にもおすすめしたいスポットが数多くあります。
慶雲館の盆梅展は有名で、観光時期が合うようであればぜひおすすめしたいスポットです。
彦根城 片道1時間49分 2,820円
ひこにゃんで有名になった彦根城。
特急と電車とバスを乗り継げば、片道2時間以内で行くことができます。
面倒だという方は、JR在来線で行けば2時間ちょっとで行けるので、コスパを考えるとこちらのほうがおすすめです。
夢京橋キャッスルロードでグルメを探したり、時間があるようであれば片道30分ぐらいかけて多賀大社や商人の街 近江八幡を訪ねるのもおすすめです。
近江八幡 片道1時間51分 1,980円
八幡堀を中心に、昔ながらのレトロなスポットが多い近江八幡。
観光地は駅から少し離れているので、バスを使うのがおすすめです。
メジャーな近江牛だけでなく、最近ははちみつ専門店などフォトジェニックなスポットもでき、若い観光客も増えているスポットです。
黒壁スクエアなど、有名な観光地は行き飽きたという方は、近江八幡まで足を延ばしてみると新しい発見があるかもしれませんよ?
福井県の片道2時間で行けるスポット
名古屋から北陸まで片道2時間で行けるの!?と思われるかもしれませんが、特急しらさぎを使うと実は福井の入り口ぐらいまではいけるのです。
ここまで紹介してきたエリアとガラッと食事や雰囲気が変わるので、日帰りでガッツリ旅行気分を味わいたいときにおすすめ。
敦賀 片道1時間37分 4,500円
名古屋や大阪から見たときの福井県の入り口 敦賀駅。
敦賀駅からは観光バスが出ており、日本海さかな街や、氣比神宮などに簡単にアクセスすることができます。
へしこやズワイガニ、焼きサバ寿司など、名古屋ではなかなか食べられない海鮮グルメが目白押しなので、美味しい魚介が食べたい!という方には、気軽に日帰りできるスポットとしておすすめです。
ちなみに、特急しらさぎ号で直通で行くこともできますが、実は米原駅で新幹線としらさぎを乗り継いだほうが早く、そして安く行けます。
※新幹線の乗継割引で、特急料金が半額になる
また、名古屋―敦賀間は100kmを超えるため1度だけ途中下車ができます。
もし時間があるようでしたら、先ほどご紹介した滋賀の長浜で途中下車して黒壁スクエアを観光してくるのも面白いですよ!
惜しくも選外になった2時間以上の観光スポット
今回は片道2時間以内というくくりでご紹介してきました。ただ、2時間30分まで延ばせば、観光地はもっと増えます。
コンセプトから外れるので、1つ1つは丁寧に紹介しませんが、「こんなところまで2時間半で行けるんだ!」というスポットもきっとあることでしょう。
よかったらご覧ください。
※ほとんどのスポットは、下記の記事でくわしくご紹介しています!
良かったらご覧ください!
大阪難波 片道2時間21分 4,790円
近鉄特急を使えば、2時間半以内で行ける大阪。いわずと知れた大阪グルメや新喜劇などが楽しめます。
金券ショップをうまく使えば、運賃が安くなるので、ぜひ利用してみてくださいね。
京都 片道2時間12分 2,640円
実は名古屋ー京都って新幹線を使わなくても2時間ちょっとで行けちゃうんです!意外と近いですよね。
青春18きっぷ期間中なら、往復でも2,410円しかかからないので、ぜひうまく活用してください。
大神神社(奈良) 片道2時間4分~ 4,660円
日本最古の神社といわれる大神神社。単体の観光スポットとしては少し弱いですが、神社好きならぜひ行ってほしい場所。名物の三輪そうめんも楽しめますよ。
賢島(三重) 片道2時間21分 3,710円
伊勢志摩サミットの開催地ともなった賢島(かしこじま)。賢島大橋から眺める景色は最高です。
少し時間がかかりますが、志摩スペイン村も近くにあります。ただ、志摩スペイン村まで行くなら日帰りよりも宿泊がおすすめ。
志摩スペイン村まで行くときは近鉄のフリーきっぷを使ったほうが圧倒的に安いですよ。
掛川花鳥園(静岡) 片道2時間14分 2,310円
鳥との触れ合いが楽しめるテーマパーク掛川花鳥園。デートにも家族連れにもめちゃくちゃおすすめです。
生きもの好きなら、半日は余裕で過ごせます。ただ、掛川自体はここしか目立った観光地がないため、帰りに浜松にでも寄っていくことをおすすめします。
高山駅(岐阜) 片道2時間25分 6,140円
いわずと知れた岐阜の観光地 高山。名古屋から少し遠いのが難点ですが、そのぶん1日中遊びつくせます。
電車だとかなり高いのですが、バスならほぼ変わらない時間で、3,100円で行けます。
福井 片道2時間10分 5,810円
特急電車を使えば、片道2時間ちょっとで福井駅まで行くこともできます。
ただ、福井の観光地である永平寺や東尋坊は福井駅から40分~70分ほど離れているため、日帰り観光は現実的ではないかも?グルメ目的ならアリです。
諏訪大社・諏訪湖(長野県) 片道 2時間21分 6,140円
長野県で有名な諏訪大社や諏訪湖のある上諏訪駅までは片道2時間21分で行くことができます。
デートにもおすすめなガラス館などもありますし、塩尻、松本とも近いのもポイント。ただ、電車の乗り継ぎがシビアなため、可能なら日帰りよりも泊りでの利用がおすすめ。
特におすすめなスポット
いかがでしょうか?
どこのルートもおすすめではありますが、特にまだ名古屋に来て日が経っていないという人なら、まずは松本や鳥羽水族館、伊勢神宮、黒壁スクエアなどのメジャールートをおすすめしたいところ。
やはり、メジャーなだけあって交通機関も整っていますし、間違いなく楽しめます。
山間のきれいな水や、一面に広がる海など、自然を楽しみたい方は奈良井宿や、郡上八幡、日間賀島あたりがおすすめでしょう。
ぜひ、楽しんでくださいね!
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