レトロな喫茶店でよく見るウインナーコーヒーとはどんなメニューでしょうか?
もちろん、ウインナーが入ったコーヒー…のことではありません。
今回は、このウインナーコーヒーについて元コーヒー屋が解説していきたいと思います。
ウインナコーヒーとはどんな飲みもの?
ウインナーコーヒーとは、温かいドリップコーヒーのうえにホイップクリームを載せたコーヒーのこと。
最近のスペシャルティコーヒーが流行り始めてから、コーヒーにホイップを浮かべるようなレトロメニューが少なくなってきたため、見かけたことがない方もいらっしゃるかもしれません。
どんなところで飲めるの?
今でもレトロな喫茶店やコーヒー専門店に行けば、出してくれるお店があるのでぜひ試してみてください。喫茶チェーン系で言えば、コメダ珈琲のウインナーコーヒーが有名でしょうか?
少し甘さを付けたホイップクリームをドリップコーヒーに載せるだけなので、自宅でも簡単に作れますよ!
ちなみに、最近は冷たいアイスコーヒーのうえにホイップを浮かべたアイスウインナーコーヒーを作る方もいらっしゃるようです。
ホイップが溶けないので、見た目はこちらのほうが良いですよね!
ウインナーコーヒーの正しい飲み方は?
ちなみに、このウインナーコーヒーですが、飲み方はあるのでしょうか?
サイトによると、砂糖などを入れず、ホイップクリームをスプーンで崩さずに飲むのが通!と紹介されているところもあります。
ただ、元コーヒー屋としては、飲む方のお好みで結構ですし、特に正しい飲み方はありません。
ホイップを口に含んでからコーヒーを飲めば、甘くて冷たいクリームが溶けていくのを楽しめますし、ホイップが溶けてから飲めばカフェオレのようなクリーミーなコーヒーが楽しめます。
時間がたつと味わいが変わってくるところが面白い飲みものなので、それが楽しめればどんな飲み方でもかまいません。
シナモンスティック付きのウインナーコーヒーの飲み方は?
ちなみに、ウインナーコーヒーにシナモンスティックがついている場合があります。
最近はシナモンスティックが高いため、あまり見ませんが、こんな感じで出てきたらお好みでシナモンスティックでかき混ぜてください。
シナモンの風味がついて美味しいですよ!
ただ、最初にかき混ぜてしまうと、全体がシナモン風味になってしまうため、それが嫌な方は途中から使っても大丈夫です。
ウインナーコーヒーの由来は?
ちなみに、ウインナーコーヒーの名前の由来はなんでしょうか?UCCの公式サイトにはこのように書いてあります。
日本では、発祥の地であるオーストリアのウィーンにちなみ、「ウィンナーコーヒー」と呼ばれています。ところが本場オーストリアでは、一頭立ての馬車を意味する“アインシュペンナー”と呼ばれているんです。むかしカフェで過ごす主人を待つ間、馬車を操る人たちが暖をとるために飲んでいたことから、この名前がついたのだとか。
https://www.ucc.co.jp/enjoy/trivia/atcl011/
このように、日本ではウインナーコーヒーと呼ばれていますが、本場ウィーンではもちろん名前が違います。
もし、本場のウインナーコーヒーを飲みに行くときは注意してくださいね!
ウインナーコーヒーの作り方は?
ウインナーコーヒーの作り方としては、最初にご紹介したように、ドリップコーヒーを淹れて、そこに砂糖を入れ泡立てたホイップクリームを載せるだけ。
ドリップコーヒーの淹れ方に関しては、よかったら下記の記事を参考にしてください!
…ですが、3つほどポイントがあるのでご紹介しておきます。
まず1つ目は、コーヒーを淹れるより先にホイップクリームを立てておくことです。順番が逆になると、せっかく淹れたコーヒーが冷めてしまうのでご注意を。
このとき、混ぜる砂糖の量で味わいが変わるので、しっかり甘味をつけたい方は多めに入れてください。
そして2つ目が、生クリームの乳脂肪分です。
生クリームの脂肪分が多いと、リッチで飲みごたえのあるウインナーコーヒーになりますが、生クリームの絞り出しが難しいため、お店でみるようなツノを立たせたウインナーコーヒーにはなりにくいです。
逆に、乳脂肪分が少ない生クリーム、いわゆるホイップクリームだと見た目はきれいなものの、クリーム感が弱くて物足りないことも。
そして最後が、コーヒー豆の味わいです。酸味が多い浅煎りの豆だと、キレのいい軽やかなウインナーコーヒーになります。
一方で、深煎りの酸味が少ない豆だと、リッチで濃厚なウインナーコーヒーになります。
どちらかというと、深煎りのコーヒー豆を使うことが多いですが、最終的にはお好みで!
ぜひ、あなたなりのウインナーコーヒーのレシピを見つけてくださいね!
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