愛知県の東の玄関口とも言われる豊橋市。
目立った観光地こそ多くはないものの、JRや名鉄の起点・終点駅である豊橋駅や、他県にはあまりない個人の飲食店の多さで、東三河地方の中心的な立地であったりと、人が集まる立地でもあります。
そんな豊橋に来たとき、問題なのが「どこに泊まるか?」です。そこで、何年も豊橋に泊まり続けて、すでに豊橋市内のすべてのホテルに宿泊したことのある視点から、私が5回以上宿泊したことのある、おすすめのホテルを5つ選んでみました。
今回の選んだ基準
今回のホテルを選んだ最大の基準は「ほかにはない魅力を持っているか」です。
それは立地であったり、羨望の良さであったり、新築で施設がきれいなことであったり、価格の安さであったり、ホテルごとに今回選んだ基準は異なるものの、共通して「他のホテルにはない魅力」を持っています。
そのため、どうしても平均値は高いけれど、価格感も室内の造りも平均的である「東横イン」や「ルートイン」などの全国チェーン系のホテルなどは(0ではないものの)あまり入っていません。
上記を踏まえたうえで、評価をご覧いただければと思います。
豊橋のおすすめホテルBEST5!
豊橋駅そばという好立地かつ、シティホテルのような高級感のある雰囲気、ホテル自体が高く、周辺の建物を見下ろせて、抜群のムードがあるホテルです。おしゃれな雰囲気という一点では、豊橋で断トツの一位でしょう。
とにかく高級感のある雰囲気やちょっと特別なときの宿泊先をお探しの方におすすめのホテルです。
近隣に飲食店も多く、コンビニなどもあるため、外食や急な生活品が出たときなどでも、そう困ることはないでしょう。また、有料朝食をつけない素泊まりでも、フリードリンクやフィットネスなどのサービスを利用することができます。
朝食をつけると値段が急増し、有料朝食のコストパフォーマンスだけはそれほど高くないので、満点から星を0.5下げてあります。
素泊まりであれば、すごく素敵なホテルだと言えます。
豊橋駅から離れているものの駐車場もあり、駅からの無料送迎もある利便性も高いホテルです。その最大の特徴は、部屋の広さと羨望の良さ。豊橋のランドマークホテルと自称するだけあって、このホテルの周囲にはなにもなく、朝や夕方の部屋からの景色の良さは必見です。部屋も広めに作られており、バスルームは足が伸ばせるほど広いので、ゆっくりとした時間を過ごしたい方向けのホテル。
周囲も豊橋市内では商業施設や飲食店が集まっているエリアなので、食事に困るということはないでしょう。
欠点を上げるとすれば、2つ。
1つは建物が少し古いため、どうしてもホテル内に古さが出ていること。清掃などはしっかりやられていますが、気になる方は気になるかもしれません。
もう1点は、やはり送迎バスがあるとは言っても駅からの便の悪さです。早めにチェックインしたい場合や、遅めにホテルを出たい場合は送迎バスがないため、公共のバスを使う必要があります。
ただ、こうした欠点を踏まえても、それでも羨望の良さはぜひ一度体験をおすすめします。
豊橋駅から新幹線口徒歩1分という立地のよさは、JRが運営するアソシアに次ぐほどで、豊橋ではトップクラスです。また、ホテルが豊橋のなかでは出来て新しく、きれいなのも魅力的。ホテルは羨望の良さや美味しい食事の前に、まずはきれいさが一番大事!という方には一番おすすめのホテルです。
また、無料朝食がついてくるのも素敵。クオリティ自体はまさにビジネスホテルといった内容ですが、それでも、おなか一杯にできる程度のおかずとごはん(パン)はあります。
逆に欠点を上げるとすれば、ホテルの内容のわりには少し価格が高めであるということです。平日で8,000円前後となると、素泊まりなら7,000円前後でアソシアにも泊まれる豊橋のビジネスホテル相場としては少し上の価格帯になってきます。
もちろん、あくまで豊橋のなかではというだけで、東京や大阪の駅徒歩1分のような好立地の新築ビジネスホテルとしては、むしろ安いぐらいです。価格はこのぐらいでも構わないので、とにかく駅から近いこと、室内が新品できれいであることを重視したい方にはおすすめです。
言わずと知れたJR直営のホテルアソシア。
豊橋駅では、駅構内にホテルがあり、雨にぬれたりせずにチェックイン・チェックアウトを済ませることができます。
アソシアのホテルというと、シティホテルですので比較的高価なイメージがありますが、ここのアソシアは比較的安価で、平日など日によっては7000円台で泊まることもできます。コストパフォーマンスに優れたホテルです。
また、ホテル内で食事をする際は宿泊者限定の割引などもあります。
一方で、欠点を上げるとすれば、休日の宿泊料金が一気に上がる点です。もちろん、休日はどこのホテルも多少は値上がりしますが、アソシアの場合は1万前後になることもしばしば。ホテルの立地・クオリティに見合っていないということは全くありませんが、一方で、平日とのコストパフォーマンスの感じ方は大きく変わってきます。
シティホテルらしい丁寧なサービスと、品のある落ち着いた空間に泊まりたい方にはおすすめです。
最後におすすめしたいホテルは、ここまでとはかなり毛色が違うビジネスホテルです。「とにかく安いホテルのなかで、対応が悪くなく、立地もよい」という視点で選んだホテルになります。
新幹線口を出て徒歩3分という好立地で、かつ近隣にコンビニもあるため、滞在中に不便をするということはあまりありません。唯一、食事処があまり近隣にないため、夕食が問題ですが、ホテル内で900円からボリュームのある手作り夕食を食べることもできます。
また、少し歩きますが、系列のホテルの大浴場を無料で使うこともできますし、駐車場が無料なのも魅力のひとつです。
一方で、欠点としては、まずホテル自体がかなり古いことです。たとえば、古いホテル独特のにおいや、ユニットバスの狭さ、コンセントの少なさが苦手という方はまず選択肢から外れるかもしれません。ただ、決して汚いというわけではありませんし、清掃などは比較的しっかりされているほうではあります。
価格帯としては、平日なら朝食をつけても5000円台と、豊橋のなかでもかなり安価なほうで、立地を踏まえると駅前でこの価格帯はほかにありません。「清掃さえしてあれば設備の古さ自体は気にならない」という方であれば、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
豊橋駅前のホテルを選ぶポイントは東口か西口か
いかがでしょうか?
今回のランキングに付け加えておくなら、豊橋駅は東口(名鉄・JR在来線側)と西口(新幹線側)に分かれ、このどちらのホテルをとるかで周辺の雰囲気は大きく変わってきます。
外食チェーンやコンビニの近さで選ぶなら、東口のホテル。今回の「アークリッシュ」や「アソシア」など。逆に、個人の小さな飲食店などに入ってみたいという方は西口の「ジャストインプレミアム」や「ニュー東洋ホテル1」のほうがおもしろいかもしれません。
以前、ご紹介したことのある個人の飲食店が立ち並ぶ「わんぱく通り」なども西口にあたります。
豊橋駅西口のグルメ通り!わんぱく通りで美味しい酒と食事を楽しもう
豊橋駅を西側、新幹線口側のほうの出口(地元民には西駅とも呼ばれます)に出ると、右手に飲食店が並ぶ通りが広がります。この通りは通称「わんぱく通り」と呼ばれ、週末の夜になると、多くの人でにぎわっています。ちなみに、なぜわんぱく通りかは豊橋市民で...
このように、豊橋駅近くで上記以外のホテルを選ばれる際には、そのホテルが東口に面しているのか、西口に面しているのかも注意してみるといいかもしれません。
選外だったけれど紹介したいホテル
今回はBEST5ということで、どうしても選外になってしまったんですが、もうひとつご紹介したいホテルがあります。
それが豊橋ステーションホテルです。ここは駅から徒歩8分と立地がそれほどよくなく、ホテル自体も古いのですが、なにより夕食のカレーとアルコールが1杯無料かつ、朝食が手作りお惣菜が多く、おなか一杯食べられるという点がおすすめの場所です。
ビジネスホテルで手作りお惣菜が食べられることはあまりないため、いろんなお惣菜をたくさん食べたい方におすすめです。
以上です。
楽天トラベルなどを見れば、たくさんいろんな方が口コミをしていて、高評価なホテルを探すこともできます。ただ、楽天トラベルの評価などは、どうしても平均値なので、古いホテルや立地が悪いホテルなど、ひとつ欠点があると、そこが大きく全体の評価に影響してきます。
今回は、そういう欠点がありつつも、ちゃんと魅力のあるホテルをご紹介させていただきました。
ご参考になれば幸いです。
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