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長崎の隠れ名物ちりんちりんアイスとは?ババヘラアイスとはなにが違うの?

ちりんちりんアイス グルメ

あなたはちりんちりんアイスをご存じでしょうか?

長崎県民にはあまりにも当たり前の味すぎて、ローカルメディア以外では、他県民向けの「長崎名物」として紹介されることが少ない長崎に根付いた長崎名物です。

また、ちりんちりんアイスに似たような名物で、秋田にもババヘラアイスと呼ばれるアイスがありますが、そこには意外な関係がありました。

今回は、全国的にはまだまだ知られていない夏の長崎名物ちりんちりんアイスについてお話していきます。

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ちりんちりんアイスとは?

おばあちゃんやおじいちゃんが、行商スタイルで長崎市内の公園などで春~秋限定で提供しているアイス。それがちりんちりんアイスです。


ヘラを使ってバラの模様のように盛り付けるアイスは、公園などの日常空間だけでなく、長崎市内の体育祭など、非日常空間でも提供される懐かしの味。

アイスクリームのように乳脂肪分が決して多くはなく、ラクトアイスやシャーベットのように、うっすらとミルクの香りのするシャリシャリとした氷菓です。

バラの模様のアイス

そのため、1個約70kcalと意外と低カロリーな嬉しいアイスなのです。

なぜ、ちりんちりんアイスと呼ぶの?

ちりんちりんアイスの由来については、ちりんちりんアイスの本家「前田冷菓」の公式サイトに詳しく書いてありました。

三角巾にかっぽう着姿のアイス売りのおばちゃんたちが、鐘を鳴らしながら行商の屋台を押していたことから、「ちりんちりんアイス」と命名されました。
出典:https://www.maedaice.com/

今屋台を引いているおじいちゃんやおばあちゃんが「ちりんちりん」と鐘を鳴らすわけではありませんが、今でもその当時の名残でちりんちりんアイスと呼ばれているそうです。

昔は1個50円や100円といった時代もあったらしいですが、今では1個300円〔本店は250円〕で提供されています。

コロナ禍で変わった営業スタイル

以前は、行商スタイルでかなりの方が公園などでちりんちりんアイスを販売されていたようですし、それもいまだに変わっていません。

ただ、コロナ禍以降でひとつ変わったのが、屋台だけでなく、前田冷菓の本店でもちりんちりんアイスを提供するようになったことです。

前田冷菓

前田冷菓入口

本店には、通常のバニラだけでなく、コーヒーやびわなどの各種フレーバーのアイスもありますし、直売所限定メニューの「飲むちりんちりんアイスシリーズ」やバッジやバッグなどの「オリジナルグッズシリーズ」も販売されています。

本店限定メニュー

限定メニューのちりんちりんソーダ↓

ちりんちりんソーダ

本店でも、同じようにアイスのバラ盛りをしてもらえます。
※プレーンアイスのみ

前田冷菓本店は長崎駅前からほぼ直通のバスでも行けますが、かなりアクセスが悪いため、車でのアクセスがおすすめ。店舗の前には駐車場もありますよ。

また、本店限定でちりんちりんアイスを実際に自分の手で作る体験もできるので、ファミリーで訪ねてみても面白いかもしれません!

ちなみに、体験セットだけであれば、楽天などでも専用のヘラ付きで販売されていたりします。

〒851‐0134
長崎県長崎市田中町170-35
095-800-8118
定休日 水曜、年末年始
営業時間 10:30~17:00
公式サイト:https://www.maedaice.com

どこで食べられるの?

さて、本店以外の屋台では、どこでちりんちりんアイスを食べられるのでしょうか?

長崎市内のイベントでは体育祭など、ときどき臨時で屋台が出されていることもありますが、春~秋に常時出店されているところを記載していきます。

出島表門橋公園〔出島施設外〕

出店時期 3月20日~11月下旬

平和公園入口

出店時期 3月20日~11月下旬

眼鏡橋付近〔中島川公園内〕

出店時期 3月20日~11月下旬

稲佐山公園、グラバー園登り口 原爆資料館前、新地中華街入口、水辺の森公園噴水

出店時期 不定期

長崎駅からは、出島のあたりが観光地も多く、アクセスもいいためおすすめです。

どんな人が出しているの?

ちなみに、このちりんちりんアイスの屋台ですが、会社の方曰く、会社で雇ったりしているわけではないそう。
出店をされている方が、アイスを前田冷菓から購入して、屋台を借りて出店しているとのこと。

屋台

おじいちゃんやおばあちゃんが自分から販売したいと思って提供されているのが素敵ですよね。

秋田名物のババヘラアイスとはなにが違う?

ちなみに、秋田にもバラのように盛った屋台式のアイス「ババヘラアイス」という名物があります。

色見のカラフルさこそ違えど、盛り方はほぼまったく同じ!

秋田のほうがいろいろな氷菓メーカーが参入しているため、知名度ではババヘラアイスのほうが上ですが、これはきっと関係があるに違いありません!
※Instagramで#ババヘラアイスは2.4万件の投稿がありますが、#ちりんちりんアイスは約4,000件

そして調べてみると、前田冷菓に取材をした方のこんな記事が…。

前田冷菓様の二代目のときに「東北からアイスクリーム販売を習いに来た」とかいう話や同業の外尾冷菓さんの元売り子さんの話でも「秋田県から3ヵ月修行にきている方がいた」など、秋田のババヘラアイスは長崎が原点ではないかという話もあるが、確実なものではないらしく、また、長崎のちりんちりんアイスも高知が原点では?などと色々な節があり、屋台売りのヘラをつかったアイスクリームの原点は未だ解明されていない。。。
出典:https://ameblo.jp/akita-q/entry-12549568669.html

取材では、どこがルーツとはわからなかったそう。

ただ、少なくとも秋田のババヘラアイスを作っていた方が長崎に修行に来ていたことから、秋田の関係者のなかでは、ちりんちりんアイスが認知されていたことは間違いなさそうです。

九州と東北という、日本の正反対の場所でこんな似かよった名物があるのも面白いですよね!

長崎に行ったら、ちりんちりんアイスを!

とはいえ、全国的な知名度で言えば、まだまだちりんちりんアイスは“長崎の知られざる名物”といった印象。

長崎に行ったことがあるけど、知らなかったという方も多いのではないでしょうか?

長崎に行くことがあれば、ぜひ名物ちりんちりんアイスを試してみてくださいね!

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